セロトニンDojoは、2023年5月から、オンラインによる社会人ゼミ(名称『セロトニンDojoオンラインゼミ』)を新たに開講いたします。

 

ゼミの講師としては、

(1)有田秀穂博士を含め、セロトニンDojoの講師として活躍されてきた先生

(2)セロトニントレーナーおよび短期集中講座受講者で、現在社会でさまざまな事業を展開されている人々です。

 

受講対象は

1)セロトニントレーナーコース卒業生、短期集中講座受講生

2) セロトニン&オキシトシンについてある程度知識を持たれている人(申込時に事務局でチェック)

に限定されます。

 

隔月(2ヶ月に一度)開催で、原則、第三木曜日の夜19時〜21時(90分の講義+30分ディスカッション)となります。

 

受講料は一回3000円。

「メールにて事前予約の上」

各ゼミ開講1週間前までにセロトニンDojoの口座に振り込みが必要。

入金が確認され次第、ZoomのURL(IDとパスワード)を連絡致します。

 

 

第三回「セロトニンDojoオンラインゼミ」

 

日時:9月21日(木) 19時〜21時

対談:井上ウィマラ有田秀穂

「マインドフルネス」と「坐禅の脳科学」(後編)

 

井上ウィマラ氏のテーマ:「解脱から思いやりへ」

概要:マインドフルネスの基本聖典である『念処経』の最後には、解脱が約束されており、『慈しみ経』には解脱を体験した人は自然に思いやりに向かうことが示唆されている。マインドフルネス瞑想が軌道に乗ると、「わかっちゃいるけど止められない」状態から「もう充分に分かったからやりたいとは思えなくなってきた・・・」という状態への移行が始まる。こうして只主観的に呼吸やイメージや感情や思考を観察していると、群れで生き抜いてきた人類の本質としての思いやりの大切さが理解されてくる。今回は、実際の瞑想体験をもとに、仏教瞑想の基本的なプロセスである解脱と思いやりへの道のりについて考えてみたい。

 

私(有田)は、脳科学的な三つの実験データを紹介します。

1.坐禅瞑想をしていると、前頭前野の共感脳が活性化されます。第六チャクラあるいは大仏の白毫に相当する部位になります。

2.坐禅やヨガをしていると、涙が溢れることがしばしば体験されますが、その直前に共感脳が激しく興奮するエビデンスがあります。

3.涙を流すと、癒されますが、それは視床下部・室傍核にあるオキシトシン神経の活性化がストレス中枢を抑制する効果といえます。